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白内障の合併症について

Release: 2019/02/25 Update: 2019/02/25

白内障の手術後には、術後症状が起こることがあり、稀に、合併症が起こることもあります。
「合併症」という言葉は、とても怖いイメージをもつ方も多いと思いますが、白内障手術においては、比較的、発症しやすく危険度も低い合併症もあります。
手術後に起こりやすい合併症につい事前に知っておくことで、手術を受けることになった時も手術が終わった後も、大きな不安を取り除くことができるでしょう。
また、合併症について理解することも大切ですが、症状から自分で病気を判断するのはやめて、何か異変を感じたらすぐに眼科を受診してください。
そこで、疑問や不安があれば医師に質問や相談をして、自分の眼の状態をしっかりと把握することも大事です。
それでは、白内障の手術後に起こりやすい症状を紹介します。
・飛蚊症(ひぶんしょう)
飛蚊症とは、眼の前に黒っぽい小さなゴミや虫のようなものが飛んでいるかのように感じる症状です。
飛蚊症の原因は、白内障が直接関係しているわけではありませんが、もともと飛蚊症にかかっていて、白内障手術を受けたことで、曇りが取れて眼が見やすくなったことによって、飛蚊症の症状が一時的に強く感じることがあるのです。
・後発白内障
白内障手術後しばらく経つと、水晶体を覆っている「水晶体嚢」が濁って、視力が再び低下する場合もあります。
比較的によく起こる症状で、術後、数ヶ月~数年以降に発症しますが、レーザーを照射することで視力はすぐに回復させることができます。
また、レーザー照射で視力を回復させた場合、ほとんどの場合、後発白内障には二度とかかりません。
次は、稀に起こる症状についてです。
・眼内レンズ偏位や脱臼
白内障の手術を受けた後に、何らかの原因によって、眼内レンズの位置が動いたり、眼内レンズが水晶体嚢の中に固定できなかったりすることがあり、再手術を受ける必要があります。
また、眼内レンズが脱臼した場合は、適切な処置を受けるまで視力が低下してしまうこともあります。
術後に視力が急に落ちた場合は、すぐに眼科に相談してください。
・嚢胞様黄斑浮腫(のうほうようおうはんふしゅ)
白内障の手術後、早期に現れる網膜のむくみです。
この合併症を防ぐには、手術を受けた後は、医師に指示された点眼方法や注意事項を必ず守り、定期検査も忘れずに受けるようにしましょう。
・術後眼内炎
手術による傷口から細菌に感染した場合に発症する病気ですが、現在の白内障手術では傷口が小さく済みますし、注意事項をしっかりと守れば、術後眼内炎にかかることはありません。
しかし、万一、悪化させた場合は、深刻な後遺症として残ってしまうことがあります。

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